密を避けることのできるキャンプがブームだ。特に軽自動車を改造したキャンピングカー(軽キャンパー)でのキャンプが人気だという。本誌記者とカメラマンが軽キャンパーの魅力を体験した。
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キャンプ地として向かったのは神奈川県の中程にあるRVパーク中津川。都心から丹沢山地の山々を眺めながらのドライブで1時間半で到着する。
RVパーク中津川は、その名の通りすぐ横に中津川が流れる。テントも張れるウッドデッキからは木々の間に川面が見え、川音が心地よい。この日は2組のキャンパーが来ていて、1組が軽キャンパーだった。
10年以上のキャンピングカー歴があり、都内から来たという山崎利憲さんに、焚(た)き火を囲んで話を聞いた。
「キャンピングカーは生活の一部になっていますね。軽自動車といえども車内は自分だけの趣味の世界です」
思い立ったら出かけることができ、それほど準備もいらず、キャンプ地に着いたらすぐにゆったり過ごせるのもいいという。
「時間を有効に使えるのもキャンピングカーの魅力ですね」と山崎さん。軽キャンパーでも車内は思った以上に広く、快適に過ごせると付け加える。
「これは、まるで秘密基地だな」と本誌カメラマンが撮影中につぶやいた。
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※週刊朝日 2021年12月17日号