打線がつながらないため得点を重ねられず、大型連勝ができない。外野は中堅の大島洋平をのぞく2枠のレギュラーが空いている。A・マルティネスは捕手が本職だが、立浪政権で打力を生かして外野へのコンバートが決定。長打力が持ち味で25歳と若いのも大きな魅力だが、1軍では昨年が39試合出場で打率.295、2本塁打、13打点、今季は48試合出場で打率.244、2本塁打、7打点とフルシーズンで起用するのは未知数だ。

「現有戦力の底上げは限界がある。クリーンアップを打てる外国人選手を取らないと、ビシエドにも負担がかかる。ビシエド、A.マルティネスと新外国人の3人をスタメンで起用するぐらいじゃないと得点力が上がらない。今オフに目立った補強ができなければ、中日は来年も厳しい戦いを強いられるでしょう」(スポーツ紙デスク)

 相手バッテリーに圧力をかけるため、1発の打てる外国人は貴重な存在だ。助っ人戦略も重要なカギを握りそうだ。(安西憲春)