「そもそも15分の離席で出勤停止にするのはやりすぎで、処罰が重すぎます。出勤停止処分だとその日は無給になるはずで、ペナルティーが大きすぎます。わざわざカメラで撮影した記録を証拠としている時点で、女性の行動を監視しようとしていたとみられても仕方がないと思います。他の人と比較する必要があったとはいえ、そんなデータを取っていること自体が異常です。ただ、(女性の適応障害が)労災として認定されなければ私傷病の扱いとなり、企業が設けている休職期間が終われば自然退職か解雇になってしまう可能性が高いと思います」
前述のように、女性の主張と会社側の言い分が食い違っている部分は多々ある。三菱電機広報部は「(女性が加入する)労働組合と団体交渉を行っているため、これ以上詳細な内容はご回答致しかねます」とのことだった。
だが女性は長年のハラスメントに苦しんだ上に、今は退職の危機に追い込まれていることは間違いない。(AERAdot.編集部・岩下明日香)