ブライアン・メイ、新型コロナ感染判明後の闘病生活について最新情報をシェア「体内の戦いはまだ続いているのだと思う」
ブライアン・メイ、新型コロナ感染判明後の闘病生活について最新情報をシェア「体内の戦いはまだ続いているのだと思う」

 新型コロナウイルスに感染し、闘病中であることを数日前に公表したクイーンのギタリスト、ブライアン・メイが、2021年12月20日に現在の体調に関する続報を自身のSNSでシェアし、専門家のアドバイスに従って感染を防ぐようにファンに呼びかけた。

 メイはインスタグラムに、自宅用検査キットの最新結果を撮影した短い動画を投稿し、「私にとっての8日目ー私が倒れるくらいの量のコロナウイルスという微生物が体を侵してから8日目。まず、昨日は少し楽観的になりすぎたようで、赤い“T”のラインが薄くなっているように思えた。今日は別の検査キットを使用したが、ラインの濃さがほぼ同じに見える。だから体内の戦いはまだ続いているのだと思う。あと、今日は乾いた咳が戻ってきて、副鼻腔の片側に炎症の泉のようなものがあるような気がしている」と綴っている。

 彼はまた、気がつくと眠ってしまっていることが多く、しかもそれが「安らかな感じではなく、“もう1秒も目を開けていられない”という感じ。だから普段ほど忙しくないときにこうなったのは、本当に良かったと思う」と報告している。

 メイのこの投稿には、「ごめん、このネタはもう面白くないだろうけど、少なくとも誰かが不安を感じなくなるような情報として報告できると思うんだ。基本的には問題ないんだ。ただ、この時期に外に出られないのがちょっと嫌だし、不満だってくらいで。でもみんなそう感じているのではないだろうか?そして、この新しいオミクロン株がイギリスでは完全に制御不能に陥っていることがはっきりした。おそらく人間の世界全体でもそうだろう」と書かれているが、このオミクロン株は、ワクチン未接種者に深刻な影響を及ぼすと専門家が警鐘を鳴らしている、感染力が非常に強い新型コロナの新たな変異株だ。

 彼は投稿を、「周りの人たちのためにも、マスク、ソーシャル・ディスタンス、常識などの注意を怠らず、危険を冒す価値があると本当に確信できる場合だけ閉鎖空間での集まりに参加するようにね。親愛なる母がよく言っていたように(半分冗談でね)、“Do as I say - not as I do!”(私が言うとおりにしなさい、やるとおりにしてはダメ)」と締めくくっている。

 19日に公開された2本の動画で、メイは過去20か月間“隠遁生活”を送ってきたが、最近誕生日パーティーに参加したこと明かした。事前にブースター・ワクチン(3回目)を接種していた上に、当日の朝に検査をしていたと言う彼は、「振り返ってみると、間違った判断をしていたのかもしれない」と認め、参加者がマスクをしていなかったものの、全員が同じ条件だったことからそれなりに安全な状況に思えたと語っている。「この新しい変異株は、非常に高い感染力を持っているようだ」と彼は述べ、パーティーに参加した数日後に自身と妻が体調を崩した頃に、パーティーに参加していた8人が、何度も陰性反応が出たにもかかわらず結局陽性反応が出たとの知らせを受けたと語っている。

 「検査結果が出るまでに、土曜日から火曜日まで、それだけの時間がかかった」と彼は述べ、検査で陰性が続いていたことから、この2日間は夫妻が感染していたのではないかと指摘している。メイによると、これまでにかかったことのない最悪のインフルエンザのようなひどい2日間だったとのことで、現在は夫婦で自主隔離生活を送っている。