実際、東出の現場ウケの良さは、世間からの猛バッシングを受けていた約半年後には映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」で事実上の俳優復帰を果たし、その後も複数の舞台や映画の出演オファーを受け続けたことからも推察できる。

 今年に入ってからも、10月には主演映画「草の響き」が公開されたほか、来年には映画「コンフィデンスマンJP」シリーズの3作目「英雄編」をはじめとした複数の出演映画の公開や舞台「悪魔と永遠」の主演、WOWWOWのドラマへの出演なども控えている。

「週刊誌の報道によると、新恋人の女性は東出さんのことを“大きな赤ちゃん”と表現しているようですが、まさに言い得て妙だな、と。赤ちゃんは理不尽なことをしたり、自由奔放に振る舞ったりしても、そのピュアさにより周囲からは愛されたり、かわいがられたりしますからね(笑)」(前出の映画会社のスタッフ)

 いくら批判されても懲りず、ナチュラルな生きざまが周囲を魅了するという点においては、東出こそ希代の名俳優なのかもしれない。(立花茂)

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