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発達した低気圧が千島方面でほとんど停滞するため、北海道付近では明日14日にかけて強い冬型の気圧配置が続く見込みです。今夜以降も日本海側やオホーツク海側では猛吹雪や大雪による交通障害などに注意・警戒が必要です。

14日はオホーツク海側でも風雪の強まる恐れ。

11日に日本海から近づいた低気圧はその後動きが遅くなり、3日間かけてようやく今夜には千島方面に達する見込みです。低気圧は今夜から明日午前に発達のピークを迎え、北海道付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。この低気圧は上空の流れから切り離された形となっており、明日14日も千島方面でほとんど停滞する見込みです。すでに日本海側や太平洋側を中心に大雪となっている地域がありますが、今夜から明日14日は北西の風が強まる影響で日本海側とオホーツク海側で風雪が強まる見込みです。沿岸を中心に暴風雪となる地域もあり、また、明後日15日の明け方までの48時間の降雪量は、日本海側の多い所で80~100cmに達する恐れがあります。猛吹雪や吹きだまり、また、局地的な大雪による交通障害などに注意・警戒が必要です。

この強い冬型の気圧配置は15日の午前にかけて続く見込みです。

これまでの降雪によるなだれや屋根からの落雪にも注意を!

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11日から降り始めた一連の降雪の特徴のひとつに、湿った重たい雪が広い範囲で降ったことがあげられます。低気圧が北海道付近を通過する際、南から入った暖かい空気が上空に流れ込み、太平洋側を中心に湿った雪が降りやすくなりました。建物の屋根にはこの湿った雪が高く積み上がり、屋根の縁から外側に突き出す雪庇(せっぴ)が見られるところも多くなっています。今後も気温は平年並みかやや高めとなる日が当面続く見込みです。積雪の多くなった地域でのなだれのほか、歩行の際には屋根からの落雪でけがをする可能性もあります。軒下には近寄らない、建物のそばを歩行する際には周囲の状況に気を付けるなど、通行の際には注意して下さい。