二十四節気の「大寒」を迎えたけさ(20日)、全国的に冷え込みが強まり、北海道はマイナス30℃近くまで下がった所も。東京都心や、伊豆大島にある大島空港でも氷点下の冷え込みに。日中も気温の上がり方は鈍く、暦通り、厳しい寒さとなりそうです。
北海道朱鞠内でマイナス27.7℃ 大島空港マイナス0.2℃
きょう(20日)は二十四節気のひとつ「大寒(だいかん)」です。一年でもっとも寒い頃という意味ですが、暦通り、日本列島は各地で冷え込みが強まり、特に、北海道で強烈な冷え込みとなりました。
全国で一番気温が下がったのは、北海道空知地方の幌加内町朱鞠内ではマイナス27.7℃と、きのう(19日)の朝に比べて20℃くらい低くなりました。その他、富良野市マイナス26.6℃、網走地方の滝上町マイナス26.5℃と、富士山マイナス25.8℃より低く極寒に。また、東京都心はマイナス1.0℃と5日ぶりの冬日(最低気温0℃未満)、伊豆大島にある大島空港でもマイナス0.2℃まで下がりました。名古屋市はマイナス0.8℃と3日連続の冬日に(20日午前8時まで)。
寒さの尺度
気温が下がると、どのような影響があるのか、およその目安です。
・氷点下 4℃以下・・・水道管の凍結
・氷点下 6℃以下・・・窓霜が付きはじめ、炭酸飲料が凍る
・氷点下10℃以下・・・ビールが凍る
・氷点下15℃以下・・・ダイヤモンドダストが始まる
・氷点下20℃以下・・・顔を出して歩けない、眉毛や前髪に霜がつく
・氷点下25℃以下・・・凍裂(大木がはじけるような音を立てて裂ける現象)が始まる
・氷点下40℃以下・・・小鳥やカラスが凍死して落ちる
北風強まる 日中も厳寒
日中、晴れる所も気温の上がり方は鈍いでしょう。最高気温は、札幌はマイナス2℃と、10日ぶりに真冬日(最高気温が0℃未満)の予想。関東~九州も8℃前後、冷たい北風が強く吹き、数字以上に寒く感じられそうです。
家の中で一番暖かいコートを着て、マフラー、手袋、耳当てなど、防寒対策を万全にしてお出かけ下さい。