阪神の矢野燿大監督(中央右)とDeNAの三浦大輔監督(同左)/10月8日、横浜スタジアム
阪神の矢野燿大監督(中央右)とDeNAの三浦大輔監督(同左)/10月8日、横浜スタジアム

「動」の采配と「静」の采配の良しあしははっきり言って正解はない。ただ、やり切ったほうが後悔はない。ファイナルステージは、リーグ優勝チームは1勝のアドバンテージを持つ上に、第1戦からエースが来る。勝ち上がったチームはどうしても3番手、4番手の投手が投げるから分が悪い。下克上を起こすには、エースが投げる第3戦に必ず勝つことを前提に戦うし、最大6連戦なので、特に1、2戦は投手をつぎ込みにくい。圧倒的に優勝チームのほうが有利な状況はそろっているが、果たしてどんな結果になっているだろうか。

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝

週刊朝日  2022年10月28日号

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