9日頃から北日本に前線が停滞し、東北北部を中心に記録的な大雨となっています。13日にかけて非常に激しい雨が降り、さらに雨量が増える恐れ。前線の活動は14日頃に一時的に弱まる見込みですが、15日以降また活発になる予想です。
北日本で記録的な大雨
9日頃から前線が北日本に停滞し、東北北部を中心に記録的な大雨となっています。
72時間雨量は青森県弘前市の岳で402.0ミリ(12日6時40分まで)、深浦町で386.5ミリ(12日1時まで)、今別町で346.0ミリ(12日7時まで)などと、青森県では所々で観測史上1位の値を更新しています。深浦町では平年の8月ひと月分の2倍以上の雨量が降りました。
また、秋田県でも大館市陣場で251.0ミリ(12日7時50分まで)と観測史上1位の値を超えた所があります。
まだ大雨続く 厳重に警戒を
13日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。前線の活動は14日頃に一時的に弱まる見込みですが、15日以降は新たな前線が西から北日本へのびだし、活発となる予想です。再び発達した雨雲がかかり、さらに雨量が増えるでしょう。
東北地方では、これまでの大雨により土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
17日以降はいったん前線は南下し、雨は小康状態になりそうです。