ミーガン・ザ・スタリオン、マーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』に出演へ
ミーガン・ザ・スタリオン、マーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』に出演へ
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 ミーガン・ザ・スタリオンが、ニューヨーク・マガジンのザ・カットとのインタビューで、自分が欲しいものを追い求めるようになったのは母親の影響だったと明かした。

 ミーガンの母ホリー・トーマスは、“ハリウッド”という芸名のラッパーだった過去があり、娘が音楽活動を始めたばかりの頃、業界関係者とのミーティングで娘が有利に交渉を進められるようあえて強い態度をとっていたという。

 記事によると、ミーガンの母は2019年に脳腫瘍で亡くなり、両親と共に育ててもらった祖母もその直後に亡くなってしまった。ミーガンの父親は彼女が15歳の時に亡くなっており、27歳になった彼女は数年前からたった一人で成功と名声をナビゲートする必要に迫られた。

 現在は、彼女が唯一信頼しているというマネージャーのT・ファリスと二人三脚で、着実に夢をひとつひとつ叶えつつある。今年初めにStarzのストリッパー・ドラマ『P-Valley』に彼女の分身であるティナ・スノーとしてゲスト出演したほか、ザ・カットによるとマーベルのスーパーヒーロー弁護士シットコム『シー・ハルク:ザ・アトーニー』に出演しているとの噂は本当のようだ。

 報道時点でディズニー・プラスとミーガンの広報担当者はコメントを出していないが、今年初め、あるスタントウーマンが、タチアナ・マスラニー主演の同シリーズの撮影現場でミーガンのスタント・ダブルを務めたことを誤って自身の履歴書に記載してしまったことから噂の信憑性が増した。MCUへのカメオ出演の可能性に加え、ミーガンはA24による初のミュージカル・コメディ『F*cking Identical Twins』で、ネイサン・レインとボウエン・ヤンと共演することが発表されている。

 役者としてのキャリア計画について、ミーガンはラッパーから俳優になった二人の先輩から学んでいるという。クイーン・ラティファとアイス・キューブについて彼女は、「彼らを見ると、音楽だけじゃなくてもっと先を目指そうと刺激を受けます。私は女優になるだけでなく、監督やプロデューサーにもなるつもりです」と語っている。

 この特集記事でミーガンは、自身がまだ世に知られる前に『P-Valley』のオーディションで主役のメルセデスに挑戦していたことも明かしている。最終的に主演は女優のブランディー・エヴァンスに決まったが、このことについて彼女は、「でもブランディーがメルセデスを演じているのを見て、明らかに私にはまだ無理だったんだと思いました。 彼女はあの役にぴったりです」と述べている。だが番組のクリエイターである劇作家のカトリ・ホールは、まだ無名だったミーガンの中に何かを感じ取り、「この若い女性には威厳がある。パワーがある。彼女は何か言いたいことがある。言うまでもなく見た目も極めて美しい。これは若いアーティストだ」と思ったそうだ。

 演技の分野で将来があると考えるのはミーガンだけではない。『P-Valley』でラッパーのLil Murdaを演じているJ・アルフォンス・ニコルソンは、彼女の才能について、「彼女は何でもできる道具袋を持っていると思います。時代物、例えば1960年代に這い上がって成功を掴もうとしている人物の役であろうと、未来的なSF映画、マーベル映画のようなもので相手を打ち負かしている人物であろうと。彼女はその輝きを持っているだけに、全てを提供できると思います」と語っている。

 今後やってみたいことのひとつとして、ミーガンは2000年のチアリーディング映画『チアーズ!』(原題:Bring It On)でガブリエル・ユニオンが演じたアイシス役をリブート・バージョンで演じてみたいそうだ。「ずっとアイシスになりたいって思っていたんです。(その役には)私がピッタリです。もし“チアーズ!”の新作が作られるなら、私がそのキャラクターを演じるべきです」と彼女は語っている。