鶴原・アイシャ・絵理奈さん(右)とムハンマド・サブハン・チャウドリーさん(撮影/篠塚ようこ)
鶴原・アイシャ・絵理奈さん(右)とムハンマド・サブハン・チャウドリーさん(撮影/篠塚ようこ)
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 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年9月26号では、グローバルパートナーズで海外進出支援事業部マネージャーを務める鶴原・アイシャ・絵理奈さん、ファザール代表取締役のムハンマド・サブハン・チャウドリーさん夫婦について取り上げました。

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夫24歳、妻26歳で結婚。長男(1)と3人暮らし。

【出会いは?】妻が住んでいたドバイのアパートのエレベーターで。妻が一目ぼれして声をかけ、その後は夫の積極的なアプローチで交際がスタート。

【結婚までの道のりは?】夫からプロポーズ。宗教上の結婚はすぐにできたが、国際結婚の手続きに2年を要した。

【家事や家計の分担は?】家事も家計も折半が基本だが、特に決まった分担はなく、手が空いているほうが家事を担いながら助け合うよう心がけている。

妻 鶴原・アイシャ・絵理奈[30]グローバルパートナーズ 社長室、海外進出支援事業部マネージャー

つるはら・あいしゃ・えりな◆1992年、大分県生まれ。短大卒業後、オーストラリア語学留学を経て外資系航空会社の地上職員。2015年にグローバルパートナーズに入社し現地責任者としてドバイに駐在、日本企業の進出支援を担当

 休日も返上するような仕事人間だった私が、彼と出会ったことで大切な人と過ごす時間がいかに豊かな時間であるかを知り、仕事以外の世界へも視野を広げることができました。

 結婚を機にイスラム教徒になることに、抵抗がなかったわけではありません。でも、信仰は個人を縛るものではなく、豊かな人生を送るための指標なのだから自分自身を変える必要はないと言われて、受け入れることができました。今は本当に夫の言う通りだったなと実感しています。

 時には感情的になって心にもない言葉でお互いを傷つけてしまうこともあるけれど、彼の言動はすべて私を思うからだということを知っているし、私も夫を大切に思っています。1日経って冷静になったらもう一度、お互いの思いを理解するよう努めることが私たちのルールです。いつも私に寄り添い、私を一番に思って行動してくれる彼がそばにいてくれれば、この先どんな困難があっても乗り越えていけると思っています。

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