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きょう10日(月:スポーツの日)は、西日本では次第に晴れてきますが、黄砂が飛来する予想です。濃度は濃くありませんが、洗濯物を外に干す場合は、よく払ってから取り込みましょう。

西日本 黄砂が飛来する可能性

きょう10日(月:スポーツの日)は、西日本では次第に天気回復は回復し、午後は晴れる所が多いでしょう。ただ、大陸から黄砂が飛来する予想です。濃度は濃くありませんが、洗濯物を外に干す場合は、よく払ってから取り込みましょう。

黄砂 春だけではない

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「黄砂」は、砂漠などの乾燥・半乾燥地域で、風によって上空数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って飛来し、大気中に浮遊・降下する現象です。

黄砂は従来、自然現象であると理解されてきましたが、近年ではその頻度と被害が大きくなっており、急速に広がりつつある過放牧や農地転換による土地の劣化等との関連性も指摘されています。

日本では、主に3~5月の春先にかけて飛来することが多く、6月以降は少なくなる傾向にありますが、10月も飛来する事があります。

※1 「気象庁|黄砂観測日数の経年変化」
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/kosahp/kosa_shindan.html

粒子の大きさ

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黄砂粒子の大きさは、約4μmほどのものが大部分を占めています。花粉の粒子が直径約30μm、PM2.5は直径約2.5μm以下です。

例えば、髪の毛が直径100μm程度なので、肉眼で粒子自体を観察するのはなかなか難しいと言えるでしょう。また、黄砂粒子の中には直径2.5μm以下のものも一部含まれており、黄砂の飛来に伴ってPM2.5の濃度も上昇することがあるようです。

※2 「環境省|PM2.5に関するよくある質問」
https://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/faq.pdf