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15日火曜は、関東から北では、寒気の影響を受けるでしょう。そこで天気のポイントは3つ。1つは「午前中は、北海道の所々で雨や雪が降る」、2つめは「昼間も、東京は師走並みの寒さになる」、3つめは「夜は、長野県など、東日本の峠で雪の可能性がある」ということです。寒さ対策を万全にするとともに、峠を越える車は、冬の装備を心がけてください。

ポイント① 午前中は 北海道の所々で雨や雪

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14日月曜は、寒気が南下したため、最高気温は全国的に13日日曜より低くなりました。その寒気の影響は、15日火曜も続くでしょう。

そこで天気のポイントが3つ。

1つめのポイントは、「午前中は、北海道の所々で雨や雪が降ること」です。

雨や雪のマークがなくても、油断はできません。北海道では、北部や日本海側を中心に、冷たい雨が降り、みぞれや雪の降る所もあるでしょう。雨やみぞれ、雪は、午後は次第に止む所が多くなりますが、十勝地方などでは、夜になると、雨や雪が降りやすくなりそうです。

また、大気の状態が不安定で、局地的に雷が鳴るでしょう。落雷や突風にも、ご注意ください。

ポイント② 昼間も 東京は師走並みの寒さ

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2つめのポイントは、「東京では、昼間も師走並みの寒さになる」ということです。

予想天気図を見ますと、15日火曜の朝には、関東の南へ、低気圧が進む予想です。この低気圧が、関東付近に「冷たい空気」を引き込むでしょう。昼間も北風が吹くため、気温はほとんど上がりません。東京の最高気温は14℃と、12月上旬並みでしょう。

さらに、北風が1メートル強まると、体感温度は1℃下がると言われています。体感的には、気温の数字よりも寒いでしょう。

その上、低気圧に近い沿岸部を中心に、雨が降りそうです。雨に濡れて、体を冷やさないよう、ご注意ください。

ポイント③ 夜は 長野県など東日本の峠で雪の可能性

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そして、3つめのポイントは「夜は、長野県など、東日本の峠で雪の可能性がある」ということです。

15日火曜の夜遅くから16日水曜にかけて、東日本の上空約5500メートルには、氷点下27℃以下の「この時期としては強い寒気」が流れ込む予想です。このため、長野県北部と中部の標高およそ1000メートル以上の地域では、15日火曜の夜遅くから16日水曜午前中にかけて、雪が降り、積雪となる所があるでしょう。

15日火曜18時から16日水曜18時までに予想される24時間降雪量は、長野県の多い所で、1から5センチの見込みです。

また、長野県内(塩尻峠など)の一般道だけでなく、東海北陸道の飛騨清見ICー荘川IC間、中央自動車道の諏訪南ICー小淵沢IC間、上信越道の碓井軽井沢ICー佐久平PA間(八風山トンネルの出入口周辺)など、標高およそ1000m以上の所では、雪が降る可能性があります。

東北では、標高およそ750m以上の峠で、雪が降る可能性があります。

雪道の運転に慣れている方でも、シーズン最初の雪ですので、積雪や路面の凍結に、十分お気をつけください。

シーズン最初の雪 慣れていても注意

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冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。

(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。