オジー・オズボーン、【グラミー賞】ノミネートの心境を語る「全てに衝撃を受けた」
オジー・オズボーン、【グラミー賞】ノミネートの心境を語る「全てに衝撃を受けた」

 オジー・オズボーンが、最新スタジオ・アルバム『ペイシェント・ナンバー9』で【第65回グラミー賞】の4部門にノミネートされた。米ビルボードとのインタビューに応じた彼は、予想していなかったが嬉しいサプライズだったと語った。

 米ビルボードのリンジー・ヘイヴンズとのインタビューで彼は、「その全てに衝撃を受けたよ。と言うか、あのアルバムで何かを受賞できたらたまげるだろうね」と、ノミネートされた感想を述べ、「それがこの仕事で気に入っていることなんだ。常に……俺はサプライズが大好きなんだ」と続けた。

 彼は、中でも『ペイシェント・ナンバー9』が<ベスト・ロック・アルバム>にノミネートされたことに“ちょっとワクワクしている”述べている。このアルバムは2022年9月に米ビルボードのロック・アルバム・チャート“Top Rock Albums”で1位を獲得した。このほかにも、ジェフ・ベックをフィーチャーしたタイトル・ソングは<ベスト・ロック・ソング>と<ベスト・ロック・パフォーマンス>に、そしてトニー・アイオミとの「Degradation Rules」が<ベスト・メタル・パフォーマンス>にノミネートされている。

 【グラミー賞】を受賞した時のためにスピーチを用意するのか、それともぶっつけ本番でこなすのかと聞かれたオジーは、「スピーチをするのは得意じゃないんだよ。いつも2回言ってしまったり、失敗したりしてしまう。妻が何とかしてくれるだろう。背後には妻がいる。妻が俺を操っているんだ」と話した。

 また、インタビューの中で74歳の彼は、アルバムのタイトルである“患者9番”とは、“自分だろうな”と述べ、「この4年間は、俺にとって地獄のような日々だった。健康面でも悪い状態だった。それに、パーキンソン病の診断も受けた。でも俺はほら……俺を押さえつけるのは大変なんだよ」と語っている。