お中元でいただいたそうめんが余ってしまった。そろそろ食べ飽きたし……という方も多いことだろう。だが手を替え品を替えれば、満足する味に出合えるはず。そこで、創作そうめんで話題の専門店「そうめん そそそ」の人気メニューを一挙紹介。しかも自宅で作る際のポイント付き。そうめんの奥深さに気づく晩夏なのである。
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■冷えた白ワインとマリアージュ
・明太クリームそうめん
クリームソース、明太子と和えて。「ご家庭でなら、クリームシチューのルウを使って、生クリームか牛乳でのばすといいでしょう。カルボナーラ風、クラムチャウダー風にも応用できます」(店長・狩野敏明さん。以下同)
・サラダそうめん
「お好きな野菜と共に。そうめんはどんなドレッシングにもマヨネーズにも合います。手延べそうめんのほうが、機械で作ったものよりのびにくく、扱いやすいですよ」
■牛出汁とコチュジャンで韓国風に
・Kara辛そうめん
コチュジャンを使ったスープに、豆腐、油揚げ、もやしナムルなどと一緒に。好みで辛さを調整する。「牛の出汁をしっかり引くことがポイントです。ご家庭でなら、ダシダ(韓国版出汁の素)を使うだけで十分おいしくいただけます」
・九条ネギとしらす月見そうめん
料理名の3種の食材とゴマをトッピング。「普通のそうめんつゆ、仕上げのゴマ油と一緒によく混ぜ合わせていただきます」
・鶏塩そうめん
「温かいそうめんの場合は、ゆで時間の30秒前に上げて流水でよく揉み、そのあとゆで汁に戻して少し温めてからスープに入れます」。鶏スープの優しい味わいによく合う。お好みで柚こしょうを
■そうめん そそそ 恵比寿本店
東京都渋谷区恵比寿西1-4-1/営業時間:11:30~15:30 17:00~23:00(金土祝前日は~翌4:00)/不定休
(取材・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2022年9月9日号