
オーガニックは和訳すると「有機」。自然の力を生かして生産された農林水産物や加工方法を指す。よって、いわゆる意識高い系モデルや女性タレントに信奉者が多く、客層は前述の『ナチュラルハウス』に近い。
“意識高い”は“敷居が高い”店のようにも思えるが、『ビオセボン』は、「普段使いできる幅広いオーガニック商品の品揃え」を目指し、「『良い』だけでなく、『おいしい』オーガニック商品提供」が目標ゆえ、タレントが番組で行きつけとして紹介しやすい、ちょうどいいオーガニック系スーパーなのである。

そして、オーガニックのパスタソースや、オーガニックワイン、「バルク」と呼ばれる量り売りコーナーのナッツやドライフルーツ、グラノーラなどを番組で紹介したら、視聴者から「オシャレ」と思われること間違いなし。昨年9月、木村拓哉さんが『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で愛用品として紹介した『プロサン』の「アラビアータ」は、『ビオセボン』のオンラインストアでよく売れたとか。
街で同店の紙袋を持っている人を見たことがない? それはエコバッグ率の高さゆえだ。やはり意識高い系なので……。
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2022年9月9日号