フランス発のオーガニック(フランス語だとビオ)スーパーマーケット「ビオセボン」。新鮮な生鮮食品と日常使いできる価格が人気を呼び、フランスを中心にヨーロッパで140店舗以上を展開。2016年に日本初上陸。第1号店は東京・麻布十番に開設。「オーガニックっていいね」の気持ちをもっと身近に感じられる店づくりをモットーに店舗数を拡大している。現在、店舗は東京都、神奈川県のみ。全国発送のオンラインストアを展開中。店舗検索、問い合わせhttps://www.bio-c-bon.jp>
フランス発のオーガニック(フランス語だとビオ)スーパーマーケット「ビオセボン」。新鮮な生鮮食品と日常使いできる価格が人気を呼び、フランスを中心にヨーロッパで140店舗以上を展開。2016年に日本初上陸。第1号店は東京・麻布十番に開設。「オーガニックっていいね」の気持ちをもっと身近に感じられる店づくりをモットーに店舗数を拡大している。現在、店舗は東京都、神奈川県のみ。全国発送のオンラインストアを展開中。店舗検索、問い合わせ https://www.bio-c-bon.jp

 オーガニックは和訳すると「有機」。自然の力を生かして生産された農林水産物や加工方法を指す。よって、いわゆる意識高い系モデルや女性タレントに信奉者が多く、客層は前述の『ナチュラルハウス』に近い。

“意識高い”は“敷居が高い”店のようにも思えるが、『ビオセボン』は、「普段使いできる幅広いオーガニック商品の品揃え」を目指し、「『良い』だけでなく、『おいしい』オーガニック商品提供」が目標ゆえ、タレントが番組で行きつけとして紹介しやすい、ちょうどいいオーガニック系スーパーなのである。

 そして、オーガニックのパスタソースや、オーガニックワイン、「バルク」と呼ばれる量り売りコーナーのナッツやドライフルーツ、グラノーラなどを番組で紹介したら、視聴者から「オシャレ」と思われること間違いなし。昨年9月、木村拓哉さんが『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)で愛用品として紹介した『プロサン』の「アラビアータ」は、『ビオセボン』のオンラインストアでよく売れたとか。

 街で同店の紙袋を持っている人を見たことがない? それはエコバッグ率の高さゆえだ。やはり意識高い系なので……。

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

週刊朝日  2022年9月9日号

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山田美保子

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山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

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