フォール・アウト・ボーイ、ジョー・トローマンの代役はギターテックが務めることに
フォール・アウト・ボーイ、ジョー・トローマンの代役はギターテックが務めることに

 フォール・アウト・ボーイは、2023年3月にリリース予定の8thアルバム『So Much (For) Stardust』のプロモーション期間にメンバーが一人欠けた状態で突入している。先週、バンドの創設メンバーでもあるギタリストのジョー・トローマンが精神衛生上の理由から無期限の活動休止を発表した後、バンドはトリオ編成でステージに立った。

 先日、米人気TVトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演し、アルバムの第1弾シングル「Love From the Other Side」を初披露した際にはフロントマンのパトリック・スタンプがギターを兼任する形でパフォーマンスを行ったが、エネルギッシュなジョーが不在なのはわかりやすかった。バンドは過去にもジョーが腰を負傷した際に彼抜きでパフォーマンスを行ったことがあるが、今後行われるであろう『So Much (For) Stardust』のツアーでは代役を立てる予定だと関係者が米ビルボードに伝えた。

 その関係者によると、ジョーの長年のギターテックが代役を務めることになるそうで、既にいくつかのプロモーション用のパフォーマンスにおいて舞台袖でギターを演奏する形で参加しているとのことだ。

 ジョーは今回のアルバムに参加はしているが、作品のプロモーション活動が始まる前に休止期間に入っている。

 2001年に米シカゴ郊外でバンドが結成された時からのメンバーであるジョーは、1月18日にインスタグラムに「詳細は明かさないが、自分の精神衛生がここ数年で急激に悪化してしまったことを皆に伝える必要がある。“このまま消え去り二度と戻らない”という事態を避けるため、仕事からの休暇をとることにした。残念ながら、それはフォール・アウト・ボーイからも一時的に離れることを意味する」というメッセージを投稿していた。

 また、ジョーは自分がバンドに戻る可能性の有無について、「(戻る可能性は)絶対、100%だ。だからこそ、まずは回復する必要がある。それはつまり、自分自身と自分の精神衛生を最優先にするということさ」とこのメッセージの中で綴っていた。