ドレイク、観客がバルコニーから転落したため公演を一時中断
ドレイク、観客がバルコニーから転落したため公演を一時中断

 現地時間2023年1月22日、ドレイクが米NYのアポロ・シアターで行ったコンサートで、観客の男性が中二階のバルコニーから1階の客席に転落したため、公演が一時中断となった。

 スタッフがステージに駆け上がり、ドレイクに状況を伝えると、彼は「ある人の無事を確認しないとならない」と語り、パフォーマンスを止めた。このハプニングは、コンサートが始まって約90分が経った頃に発生した。当時21サヴェージがドレイクと一緒に「リッチ・フレックス」やコラボ・アルバム『ハー・ロス』の収録曲をパフォーマンスをするためにステージに登場したところだった。会場スタッフが負傷した男性の手当てをする間、コンサートは約15分ほど中断された。

 翌日23日に会場側が公式インスタグラムに投稿した声明には、「残念なことに、昨晩、観客が中二階からオーケストラ・セクションに転落する事故が発生しました」と綴られている。「ドレイク、アポロ、シリウスXMは、ファンが負傷した可能性があることを知り、直ちにコンサートを中断し、標準的なプロトコルを取りました。会場にいたEMS(救急医療班)が負傷者をすぐに診ました。このファンや他の観客も無事だと話しています。大きな怪我は報告されていません。アポロはさらに状況を調査しています」と説明している。

 ドレイクは、シリウスXMとのパートナーシップで、昨年秋にアポロ・シアターでの一夜限りのコンサートの開催を発表していた。当初は11月11日に実施される予定だったが、その1週間前に射殺されたミーゴスのテイクオフを悼むため、12月上旬に延期されていた。その後、制作上の理由から1月へとさらに延期となり、2日目の公演が追加されていた。

 2夜にわたって行われたコンサートには、ジャスティン&ヘイリー・ビーバー夫妻、ケビン・デュラント、オデル・ベッカム・ジュニア、アーロン・ジャッジ、エイサップ・ファーグなどの著名人が出席した。ドレイクは、ヒット曲やディープ・カッツを織り交ぜた自身のカタログを網羅したパフォーマンスを披露し、スペシャル・ゲストとして、ディップセットとリル・ウージー・ヴァートが出演した。さらには、今夏21サヴェージとのツアーを行う可能性も示唆した。