2月のスタートは再び強い寒気が日本付近に南下して日本海側を中心に大雪や猛吹雪の恐れがあります。北海道を中心に非常に強い風が吹き、見通しが全く効かなくなる可能性もあります。交通機関の乱れや気温の低下による水道管の凍結にも注意が必要です。
強い寒気南下で大雪や猛吹雪の恐れ
2月のスタートは日本付近には強い寒気が再び南下する見込みです。そのため日本海側を中心に大雪や猛吹雪の恐れがあります。
2月1日(水)は、日本海北部から低気圧が発達しながら北海道に近づき、この低気圧から延びる前線が本州付近を通過するでしょう。2日(木)は低気圧がさらに発達して、日本付近は強い寒気が流れ込む見込みです。上空約1500メートルの図を見ると、平地で雪を降らせる目安とされる、マイナス6℃の線が中国地方や四国付近までかかっています。
このため日本海側を中心に雪が降り、大雪になる所もありそうです。低気圧が急速に発達するため風も強まるでしょう。猛吹雪や舞い上がった雪で視界が効かなくなるホワイトアウトの恐れもあります。また、短時間で積雪が増えて、車の立ち往生やなだれの危険もあります。最新の情報を確認するようにしましょう。
寒気が強いため、太平洋側にも雪雲が流れ込み、局地的に雪が積もることもありそうです。
水道管の凍結に注意
また、寒気の影響で厳しい寒さが続きそうです。最低気温は札幌は氷点下が続き、仙台や新潟でも0℃未満の日がありそうです。東京や名古屋、大阪、福岡も0℃近くまで下がり、氷点下の冷え込みの日もある予想です。
水道管の凍結が起きる可能性もありますので、事前に水道管の中から、水を抜いたり、屋外でむき出しになっている水道管に発泡スチロールなどの保温材を使ったり、対策は忘れないようにしましょう。雪が積もっている地域では路面が凍結しますので、足元にご注意ください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。