あす22日(水)も、全国的に真冬並みの寒さが続きますが、花粉は一度飛び出すと、多少気温が低くても「多く」飛びます。特に、九州は「非常に多く」、関東も「やや多く」飛ぶでしょう。来週は気温がグッと上がるため、一気に大量飛散となる所も。花粉症の方は対策を万全に。
真冬の寒さでも「非常に多い」予想
あす22日(水)も、全国的に真冬並みの寒さが続きますが、花粉は一度飛び出すと、多少気温が低くても「多く」飛びます。特に、九州は「非常に多い」、静岡など東海は「多い」予想です。関東も「やや多く」飛ぶでしょう。非常に多い飛散とは、1平方センチメートルあたり花粉50個以上とされる日です。来週は気温がグッと上がるため、一気に大量飛散となる所もありそうです。
九州を中心にまもなく飛散のピークを迎えるでしょう。今年は大量飛散が見込まれる地域が多く、ピークの時期も長くなる可能性があるでしょう。花粉症の方はしっかりとした対策が必要です。
各地のピーク予測
スギ花粉飛散のピークは、福岡で2月下旬から3月上旬、高松や広島、大阪、名古屋では3月上旬から中旬の予想です。金沢、東京、仙台では3月上旬から下旬となるでしょう。今年は大量飛散が見込まれるところが多いため、ピークの時期も長くなる可能性があるでしょう。
スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉のピークが始まるところが多くなります。福岡や広島では3月下旬から4月上旬、高松では3月下旬から4月中旬の見込みです。大阪と名古屋では、4月上旬から中旬、東京では4月上旬から下旬にかけてヒノキ花粉の飛散のピークを迎えるでしょう。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。
帰宅時の花粉対策
花粉は、「吸わない・着けない・持ち込まない」事が大切です。
外出から帰ってきたら、うがいや洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
また、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。