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きょう3月1日、午前11時を過ぎた時点で、仙台や東京、大阪など気温が17℃台に。午後は、日本海側から次第に雨が降り、今夜は太平洋側も所々で雨や雷雨となるでしょう。気温が高い上に、雨も降るため、積雪の多い所では、なだれや落雪、融雪洪水などに注意が必要です。

日本海側から次第に雨 今夜は太平洋側でも雨や雷雨

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きょう3月1日は、日本海にのびる前線が次第に本州付近を南下する見込みです。
午後は日本海側から次第に雨の範囲が広がりそうです。

九州は昼過ぎから、中国地方から北陸も夕方以降は雨でしょう。
四国や近畿、東海など太平洋側も夜は雨が降り、雷を伴う所もありそうです。夜遅くなるほど、局地的に雨の降り方がザっと強まるでしょう。

関東も夜遅くには千葉県や神奈川県など沿岸部を中心に雨の所がある見込みです。突然の雨にご注意ください。
東北や北海道も今夜は、日本海側から次第に雨や雪が降りそうです。

11時過ぎには仙台、東京、大阪で17℃台

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南から暖かな空気が流れ込んで、日差しが控えめな所でも気温が高めです。
仙台や東京、大阪など、すでに午前11時過ぎには17℃以上の暖かさとなっています。きのう2月28日に続き、最高気温は4月並みの所が多いでしょう。

雪の多い所では、気温の急上昇で、一気に雪解けが進んでいます。市街地でも雪解けによって、道路の状態が悪くなる所も出てくるでしょう。
なだれや屋根からの落雪、融雪洪水などにご注意ください。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。