米国は「増配企業」がたくさんある
米国は「増配企業」がたくさんある
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 国際分散投資を得意とする資産運用アドバイザーの尾藤峰男さん。前回は「株・債券・不動産投資信託(リート)」の3つを投資対象に、国内・海外のインデックス型の投資信託を使って長期の国際分散投資をする方法を教えてもらった。そのさいに、それぞれの配分割合を「黄金のポートフォリオ」として紹介した(https://dot.asahi.com/wa/2022080200077.html)が、もう一つ、長期投資の考え方をベースにした“尾藤流”の投資法があるという。

【図表】尾藤さんが60代に勧める配分割合、「黄金のポートフォリオ」はこちら


「『個別株投資』というと、それだけで抵抗感を示す方がいらっしゃるかもしれませんが、これは対象を『グローバル優良企業』に絞っているので、ご安心ください。誰でも聞いたことのある外国企業の株式で行う投資法です」(尾藤さん)

 株式といっても、売買による「値上がり益」は狙わない。“尾藤流”はひたすら保有し続けるだけだ。会社は利益が出ていれば、四半期ごとに株主に『配当金』を出す。その配当金を享受することで利益を出していくのである。

「すると、大きな利益を得るには、長く持っていれば大きく報われる株式を持つ必要があります。自社株買いや配当政策など、株主還元政策についてしっかりとした方針を持っている会社の株式を選ばなければなりません」(同)

 アメリカには、毎年、配当金を増やし続けている「増配企業」がいっぱいある。日用品の「P&G」は66年、清涼飲料水の「コカ・コーラ」60年、日用品の「ジョンソン・エンド・ジョンソン」60年……。これらは、半世紀以上も連続して「増配」を続けている企業だ。

「こうした増配株式を業種をいくつかに分散させて持つのです。企業研究ができていれば、キャッシュフローを生み出す力が強く、今後の成長が楽しみで毎年『増配』を続けていきそうな会社がわかります。そういう企業の株式を加えて保有していけば、利益を大きく伸ばせる可能性が出てきます」(同)

 手数料が安いので株式はネット証券で購入するのがいいという。一度にまとまった数量を買ってもいいし、小さく始めて積み上げていってもいい。尾藤さんが今、これら企業研究の過程を経て自信を持って推奨できるとするのが次の8銘柄だ。

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首藤由之

首藤由之

ニュース週刊誌「AERA」編集委員。特定社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー(CFP🄬)。 リタイアメント・プランニングを中心に、年金など主に人生後半期のマネー関連の記事を執筆している。 著書に『「ねんきん定期便」活用法』『「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー 習慣』。

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