「こんなに食事量を減らしているのにやせられない」という人は、もしかするとカロリーカットを狙いすぎた結果、栄養不足になってしまったことがダイエットがうまくいかない原因かもしれません。早稲田大学大学院で運動生理学を学び、「ダイエットコーチ計太」としてYouTubeでも活躍するパーソナルトレーナー・計太さんが、日本人に不足しがちでダイエットに必須の栄養素3選をお伝えします。
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ダイエットでうまくやせられない時、「食事の量が多い?」「糖質が多い?」「脂質をとりすぎ?」などと「何が過剰なのか?」と考えることは多いと思います。その結果、食事量を減らしてカロリーカットを図るという人も多いでしょう。ですが、食事量を減らせば当然、体に入ってくる栄養素も少なくなってしまいます。
我々の体の機能を正常に保つためには、炭水化物、脂質、たんぱく質、無機質(ミネラル)、ビタミンの5大栄養素はいずれも欠かせません。「体調がいまいちすぐれない」「ダイエットを頑張っているのに思うような結果が出ない」という人は、必要な栄養素が欠けている可能性があります。そもそも、実は日本人の大多数が不足している栄養素もあるのです。今回は厚生労働省の調査結果を元に、その中でもダイエットに必須な栄養素3選をお伝えします。
※記事中の「推奨量」「目安量」は30~49歳の一日あたりの食事摂取基準(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020 年版」)、「摂取量」は30~39歳の一日あたりの平均値(厚労省「令和元年 国民健康・栄養調査」)を示しています。
【不足しがちな栄養素1】マグネシウム
マグネシウムはエネルギー代謝を起こすために必須のミネラルの一つです。体内に取り込んだ栄養をエネルギーとして代謝する上では欠かせません。
推奨量は 男性370mg 女性290mg ですが、
摂取量は 男性236mg 女性205mg と不足気味です。