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◆入学の経緯には親らから批判も
とはいえ、船出は順風満帆というわけではない。合格の一報が報じられた後、受験生の親向けのインターネット上の掲示板サイトでは「忖度」「裏口入学」といった批判的な言葉が飛び交っている。
今回、悠仁さまはお茶の水女子大と筑波大が結ぶ提携校進学制度により入学が決まった。お茶の水女子大附属中の成績優秀者の若干名が推薦を受け、筑附による審査と5教科の学力検査を受け合否が決まるという制度だ。
2017年に5年間の時限措置として始まったこの制度については、「悠仁さまのために設けられた制度では」と疑う報道がなされてきた。筑波大の永田恭介学長は24日の定例会見でこれを強く否定。同制度も27年まで延長するとしたが、一部からの厳しい視線は今後もついて回る可能性がある。
「中学時代の成績が優秀で、ルールに則って入学するということなら問題ないのでは。よほど勉強が苦手、学力が見合わないということならばすぐにわかってしまいますし、苦労するのは本人ですから」(前出の小林氏)
前途多難だが、自由な校風には思わぬ「副産物」があるかもしれない。前出のOBはこう語る。
「当時は3年間、同じクラス。一クラスでカップルになる男女が3組くらいいましたね」
前出の小林氏も、「自由な校風の中、同学年や先輩・後輩などで後に結婚する人も多いと聞いています」と言う。もっとも、これこそ周囲がどうこう言う話でもないだろう。悠仁さまの高校生活が、穏やかで有意義な時間になることを願ってやまない。(本誌・村上新太郎)
※週刊朝日 2022年3月11日号
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