私生活では2003年に俳優の河原雅彦と結婚し、翌年長男が誕生するも2008年に離婚。さらに2011年に、シンガー・ソングライターのスネオヘアーと再婚したが、5年後に再び離婚した。

「スネオヘアーとの再婚後は、バラエティー番組に夫婦そろって出演し、夫の匂いが好きすぎて地方での仕事に夫の着た衣服を持っていくエピソードや、赤ちゃん言葉で会話する場面が紹介され、“バカップル”とも指摘されていました。そんな恋愛依存なイメージが先行したことから、当時は女性視聴者からはあまり好かれていなかったようですが、離婚後しばらくたってイメージも変化してきたようです」(女性週刊誌の芸能担当記者)

 2回目の離婚の際、自身のブログで「慰謝料などもなく、円満離婚」と明かしていたともさか。当時は息子に対する申し訳なさも吐露していたが、現在は親子の仲の良さが注目を集めている。

「現在、息子さんは高校生なのですが昨年10月には自身のインスタにハヤシライスの写真を投稿し、仕事から帰ると息子が夕飯を作って待っていて、感動したことをつづってました。最近もブログやインスタで、息子とギョーザを作ったり、一緒に映画を観に行ったことを報告していました。離婚後もシングルマザーとしてしっかりお母さんをやっていたことが知られるようになり、ネガティブなイメージも変わっていったと思われます」(同)

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、ともさかの魅力についてこう分析する。

「ともさかさんと言えば『金田一少年』のイメージが強いですが、浅野温子さん演じる主人公の娘を演じた『素晴らしきかな人生』(1993年)や、鈴木紗理奈さん、篠原ともえさん、遠藤久美子さんといった豪華メンバーに囲まれて主演を務めた『FiVE』(1997年)というドラマも印象的でした。その後、キャリアを重ねながら、高機能自閉症の主人公を演じた『君が教えてくれたこと』(2000年)や、売れない漫画家を演じた『すいか』(2003年)といった良作にも出演しています。現在公演中の、松尾スズキさん演出の舞台『命、ギガ長スW』に抜擢されるなど、デビュー30年を迎えてもなお、常に自分の演技力を磨いていこうという向上心がうかがえます。ここぞという場面で起用される貴重な存在。持ち前のしなやかさと母としての優しさ、たくましさで、これからも女優業を続けてほしいですね」

 派手さはないが息の長い活躍を見せているともさか。年を重ねるほど、いい雰囲気をまとう女優になりそうだ。(丸山ひろし)

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