生稲さんは会見の最後でこう語った。

「国会議員として選んでいただけましたら芸能界から政界への転身となりますけれども、やらせていただく以上は政治家として全身全霊、国民のみなさまのために働きたいと決意しております。東京選挙区という激戦区での厳しい戦いとなりますけれども、全力でがんばってまいります」

 生稲さんの出馬について、自民党内での受け止めはいいという。

乳がんを患った経験があって、人の痛みがわかるだろうということがありますね。ただ、元おニャン子という知名度が、選挙でどう出るかはわかりません」(自民党関係者)
 芸能界から転身した三原じゅん子議員やSPEEDの元メンバーの今井絵理子議員も、ともに今夏に改選を迎える。歌手としてはタイプが違う3人だったが、選挙を勝ち抜けるのは誰か。

AERAdot. 上田耕司

[AERA最新号はこちら]