林:けっこうスターが輩出してますよね。

小池:武田真治さんとか伊藤英明さんとか菅田将暉くんとか……。

林:菅田将暉さんもそうなんだ。

小池:溝端淳平くんとか三浦翔平くんとか、みんなジュノンですね。

林:小池さん、もちろんすぐ売れたんでしょう?

小池:いや、ぜんぜんです。ストリートライブもやってました。

林:えっ、そうなの?

小池:テレビドラマも、最初は1話のワンシーンに出させてもらうぐらいの役でしたし、WaTも最初はグループ名も決まってなくて、「小池徹平とウエンツ瑛士」みたいな感じでストリートライブをやってたんです。ウエンツのほうは、「天才てれびくん」や大河ドラマの「利家とまつ」とかに出て顔が知られるようになって、そこから徐々にストリートでも人が集まってくるようになったという感じですかね。

林:「イケメン」「イケメン」ってワッと人気者になって、歌や演技よりも「イケメン」ってことばかり言われる時期があったと思うんですけど、ご本人としてはちょっと不本意じゃなかったですか。

小池:一言で言うのは難しいですが、いまとなっては「イケメン」「イケメン」って言われてよかったなと思いますね。

林:そうなんですか。

小池:僕らストリートライブから始めて、インディーズデビューさせてもらって、そこからのメジャーデビューで、二人で少しずつやってきた中で、「イケメングループ」と言われたり、アイドルっぽい活動もさせてもらったので、それはそれで「メチャクチャ幸せなことじゃん」と思ってました。もちろん、純粋に僕たちの音楽を聴いてほしいなと思った時期もありましたけど、歌じゃなくて、アイドル的なことで「カワイイ」って言われるのも武器の一つだし、僕たちの魅力の一つでもありますから。

林:なるほどね。ジワジワという感じがよかったんですね。私、たぶん小池さんの母親以上の年だろうから、昔、「なんてカワイイ男の子たちなんだろう」と思って見てましたけど、いまは大人の役も難なくできるし、最近、テレビで重厚な役もやって。

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