小池徹平 (撮影/写真部・加藤夏子、小黒冴夏)
小池徹平 (撮影/写真部・加藤夏子、小黒冴夏)
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 映像から舞台まで幅広く活躍する俳優の小池徹平さん、来月からは、主演ミュージカル「るろうに剣心 京都編」を控えます。公演の意気込みと見どころなど、作家・林真理子さんがうかがいました。

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林:私、小池さんはWaT(ウエンツ瑛士との音楽デュオ)のころからよく存じてますけど、あのころはイケメン枠だったのに、最近は大河ドラマ(「青天を衝け」)にも出るわ、ミュージカルの主役もするわ、すごいご活躍ですね。

小池:ありがとうございます。

林:今度はあの「るろうに剣心」のミュージカルで主演をなさるんですね(5月17日~6月24日 IHIステージアラウンド東京)。これ、コロナで一回延期になったんですって?

小池:一昨年でした。僕、殺陣師の方に指導していただいていて、「次もよろしくお願いします」と言ったばかりだったのに、「コロナで全公演中止になりました。あしたから稽古に行かなくて大丈夫です」って言われて。

林:それは俳優さんとしてつらいですよね。

小池:いやー、そりゃあもう。ほかの芝居仲間たちからも、公演中止とか延期とかいう話を聞いていたので、「やっぱり、うちも来たか」って。あきらめきれない気持ちがずっとあったので、今回、またやらせていただけると聞いたときに、ああ、ずっと気持ちの灯をともしたままでよかったと思いました。

林:(宣伝用チラシを見ながら)これ、加藤清史郎君も出るんですね。私、「レ・ミゼラブル」の子役で見た覚えがあるけど、もう大人の役をやってるんですね。

小池:去年も「ドラゴン桜」に出て注目を浴びてましたし、今回は僕の大好きな瀬田宗次郎役なので、すごく楽しみです。

林:ヒロイン役は……。この作品、ヒロインっているんでしたっけ。

小池:「(神谷)薫」という、剣心に思いを寄せる人なんですけど、井頭愛海さんという方です。僕も初めて共演するんですけど。

林:このIHIステージアラウンド東京って、客席が360度回転する劇場ですよね。

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