
■男女平等は時代の流れ
2月発令の警視庁人事をチェックすると、2月14日付で宮崎真由美さんが大塚署長になっていた。前職は警衛官。皇室警備のプロを選んだところ、その人は女性だったという構図。そう、警視庁人事におけるジェンダー平等。
「男社会」のイメージが強い警視庁でさえそうなのだ。ジェンダー平等=時代の流れ。悠仁さまが共学で学ぶのは自然なことだし、今にふさわしい帝王教育だと思う。

と、言い切ったところで。皇族方は自ら受けた教育についてどう考えているのだろうか。過去の記者会見などを振り返ると、学びの内容が語られることはあっても、教育のあり方が語られることはほとんどない。
3月に初の記者会見を開いた天皇、皇后両陛下の長女愛子さまも、2年次に選択したコース、古典文学への興味、全科目をオンラインで学んでいることなどを述べるにとどまった。(コラムニスト・矢部万紀子)
※AERA 2022年4月25日号より抜粋