厚生労働省が対応をまとめた「罹患後症状のマネジメント」。ホームページからダウンロードできる
厚生労働省が対応をまとめた「罹患後症状のマネジメント」。ホームページからダウンロードできる

 コロナになった妻は熱が下がり、体調が良くなり始めたころに、とんでもない倦怠感に襲われ、2日ほど立ち上がれないくらいになってしまいました。ある時からそれもなくなりましたが、病院の先生に聞いたところによると、女性で倦怠感を感じる人も多く、2カ月以上続く人もいるのだとか。

 あと、言われて怖かったのが脱毛。僕も妻もありませんでしたが、先生いわく、10%くらいの人が脱毛症状の後遺症があるのだとか。そんな話をしてたら周りにいました。脱毛の後遺症の人が。想像していたよりも結構抜けたんだと。最近、見たニュースでは記憶力が低下した人もいるのだとか。

 退院して思うのですが、このオミクロンの特徴が後遺症なのだとしたら、これはもはや後遺症なのではなく、こういう病気なのではないか? 後遺症というから軽く思われがちですが。知人で後遺症によるうつ病に悩まされている人もいます。

 だからこそ、オミクロンは軽いとか、そういうことではなく、この後遺症まで含めての怖い病気であることを、もっと知らせるべきなのではないかと思っています。

 ちなみに、後遺症外来をやっているところも多いので、自己判断ではなく、ちゃんとそういうところに相談することが大事なんだと思います。

 後遺症で片付けてはいけない。いや、怖い。そして早く治ってくれ。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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