■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★
6作目ともなると、初めは新鮮だった恐竜たちにも慣れてしまったせいか、それとも見せ方が平凡だからか、怖さを感じないのが残念。過去の作品に出ていたサム・ニールたちとの再会は嬉しかったが見せ場がなくてお気の毒。
■大場正明(映画評論家)
評価:★★
両シリーズのキャストが集結するのも、新たに加わった黒人のキャラクターが活躍するのも、食糧危機を招きかねない環境災害を盛り込むのも悪くないが、肝心の恐竜たちに大きな区切りとなる展開が見られないのが残念。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★
疲れた! 次々と恐竜と戦って、最高に楽しいグッタリ感を味わった。大騒ぎやクスッとする笑いとオマージュの後は、大切なメッセージにじんわり。冒頭でわかりやすく説明されるので今までの作品を観てなくてもOK。
■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★
オリジナル・シリーズのキャストが出てくると嬉しくなるだけでなく、映画が俄然面白くなる。彼らの秘めた恋の想いなどが描かれていて、そこが今作の妙味。アクションシーンに創意工夫がある娯楽映画に仕上がっている。
(構成/長沢明[+code])
※週刊朝日 2022年8月5日号