現代アーティスト、小松美羽。小松の描く絵には、神獣や狛犬など、神話や宗教などの世界で登場する神秘的な存在をモチーフにしているものが多い。幼い頃から、見えざるものの存在を感じていた。小松の描く独特の世界観は、やがて魂の救済のための絵へと昇華されていく。自分のためではなく、誰かのために祈りをこめる。その絵は、不安に満ちた現代社会に生きる人たちの心の拠り所となる。

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