いずれの選手も好調とは言えない状況となっている。特にダルビッシュは勝ち星こそ昨年と一緒だが、メジャーでもトップクラスを誇る奪三振数が減少し、防御率も悪化。昨季もオールスター後に1勝8敗、防御率6.16と苦しんだだけに心配ではあるが、直近4試合はクオリティスタートと良い兆しもあるのは確かだ。
その他では、筒香の状態も気になるところ。昨年はシーズン途中にレイズから“事実上の戦力外”となったが、メジャー3球団目のパイレーツでは43試合で打率.268、8本塁打、25打点と結果を残した。今シーズンもその勢いのままに飛躍が期待されたが、ここまでは厳しい状況。チームは再建期であり、昨年のレイズのように何らかの動きがすぐにあるとは考えにくいが、生き残りが厳しい世界だけに、少しでも数字を向上させたいところだ。