半年間ずっとその調子でしたよ。しかもドラマの撮影中だったので、深夜2時にジムに行って2時間ぐらいトレーニングして、家に帰ってセリフを覚えてから1時間くらい寝て、そのまま撮影行って……みたいな生活で。マジで地獄。表ではハガレンやってますって言えないから、それもすごくストレスでした。なぜか体がデカくなっていく山田、みたいになってて。
■僕らとファンが付き合って15年
──Hey! Say! JUMPのみなさんにもツッコまれましたか?
あ、メンバーは知ってるので。(昨年秋公開の映画)「燃えよ剣」で沖田(総司)を演じたときもすごい労ってくれました。やっぱり、ねえ。ロケ地の京都から東京に戻ってきたらガリガリで「話しかけないで……」みたいになってるから、みんな「え?」って。今回も体がどんどんどんどんデカくなるから、「死ぬぞお前」って言われました。でもやらなきゃいけないから。
「復讐者スカー」が公開されると、高木(雄也)が映画館に見に行ってくれたみたいで、ポスターとチケットを持った写真を送ってきて。「めっちゃ面白かった。めっちゃ進化してたね」って言ってくれました。
──一度だけ錬金術を使えたら何を錬成する?
ゲーム部屋に飾るネオン管が欲しいです。かわいいっすよ、あれ。でも錬金術の何が難しいって、等価交換なんですよ。差し出すものが割と難しくて。うーんと、なんですかね。まあお金ですね。ただのBuy(笑)。
──舞台挨拶で舘ひろしさんに「仕事を投げ出したくなったときはないですか?」と質問されていましたが、今まで辞めたいと思ったことは?
僕自身はお芝居をすることがすごく好きなので、それはないです。自分の力不足を感じることや悔しい思いをすることはたくさんあるけど、エンターテインメントってそういうものだよねって思っているし。苦しくて悔しくて当たり前。それこそ等価交換じゃないけど、何かを差し出して何かを失う覚悟を持たないと得られないものがある。昔からそういう覚悟のもと、この仕事をしています。