「テレワーク足」が増えている原因は、主に下記の3つによるものです。
(1)運動不足による運動可能レベルの低下(活動限界値の低下)
骨折などで足にギプスを巻くと、筋肉がどんどん落ちて細くなってしまうのと同様、コロナ禍の巣ごもりで体力が落ちてしまう。
(2)過度な運動(急激な活動限界値超え)
体力が落ちているところで、急に過度な運動をして足の関節や筋肉を痛めてしまう。
(3)足の保護を怠った状態での運動(防御力の消失)
最適なシューズを履かない、あるいは素足のまま室内などで過度な運動をしてしまい、足を痛めてしまう。
特に目立つのが、(1)と(2)のパターンです。(3)のケースは、室内で素足による縄跳びやオンラインダンスレッスンを行った方などに見られます。
通勤はそれなりに運動になっていましたが、「コロナ禍の巣ごもり」ですっかり運動不足となり、ちょっとしたことで足を痛めてしまうのです。
さて、テレワーク足になりやすい人、足を痛めやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか。
■「足を痛めやすい人」はどんな特徴があるのか
まず、繰り返しになりますが、運動不足の方は「テレワーク足」になるリスクが高まります。むろん、巣ごもりで体重が増加した場合も、足を痛める原因になります。
やはり、運動不足は大敵で、日々動いていないとダメなのです。
そもそも生まれつきの「足の構造上の弱さ」も、人によってはリスクが高くなります。
足は体を支える「土台」です。生まれつきの関節や靭帯(じんたい)、筋肉、骨や指の長さ、足裏のアーチ構造などの状態によって、体重が過度に乗りやすいなど、どうしても足を痛めやすい方がいるのです。