白方美樹
築100年以上という赤瓦屋根の古民家を移築した「赤瓦の古民家」は、縁側あり、畳の部屋ありで、足を踏み入れるともう、おばあちゃんち気分。キッチンとジェットバス付のバスルーム、屋根付きのバーベキューテラスを備え、複数家族で滞在するのに十分な広さがある。室内に飾られたシーサーや伝統楽器の三線が、「うちなー」気分を盛り上げてくれる。
那覇空港から車で約2時間。古宇利大橋を渡った先にあるアクセス抜群の離島・古宇利島に2021年9月にオープンした「ロワジール テラス＆ヴィラズ 古宇利」も、こもり甲斐のあるリゾートホテルだ。客室はすべて、100平方メートル超のスイートで、ヴィラタイプの部屋にはリビング直結のインフィニティプールを備える。窓からは古宇利島を一望でき、空と海の青も、燃えるような夕焼けも独り占めできる。朝は、テラス席のあるダイニングで琉球創作フレンチを。気分を変えたいときは、トゥクトゥクの無料送迎サービスを使って、古宇利ビーチに出かけるのがおすすめだ。
ほかにも、5つのバスやドライサウナが楽しめるスパを備えた「オリエンタルホテル 沖縄リゾート＆スパ」、天然ビーチ直結のガーデンプールや豊富なマリンアクティビティでアクティブなおこもりを楽しめる「ホテルムーンビーチ」など、滞在するだけで楽しめるホテルが増えている。
「＆TRAVEL沖縄」「ハレ旅 沖縄」取材班が現地で取材した際は、国際通りや恩納村のホテルエリアなど、観光スポットにも以前の活気が戻りつつあった。22年も新しいホテルが続々とオープンしており、特に人気なのがプライベートビーチ付きリゾートホテルというのも時勢を反映しているだろう。
（構成／生活・文化編集部 白方美樹）
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