185センチの大型遊撃手。主砲として1安打に終わるも、鋭いライナーで左翼手の頭上を越える二塁打を放ち、大器の片鱗を見せた。

9.仲村光陽 内野手/尽誠学園(香川)
先制された直後の同点打にダメ押し打と、2本の適時二塁打を記録。走者をきっちりかえす、まさに主軸の働きぶりで勝利に貢献した。

10.山村崇嘉 内野手/東海大相模(神奈川)
去年は一塁手だったが、今夏は遊撃手に加え三塁手もこなして安定した守備を見せた。打撃では本来の実力を出せず、悔しさを残した。

11.川瀬堅斗 投手/大分商
開幕戦に登場し、真上から振り下ろす豪快なフォームで149球の熱投。花咲徳栄(埼玉)の主将・井上朋也とともに選手宣誓を務めた。

12.西野力矢 内野手/大阪桐蔭
181センチ95キロの巨体を揺らし全力プレー。注目スラッガーの評判通り、打席では迫力満点のフルスイングを見せたが、快音は響かず。

(文/本誌・秦正理)
※週刊朝日 2020年9月4日号