“異例の甲子園”で輝いた12選手　10回11奪三振のエースも

4．中森俊介　投手／明石商（兵庫）
中京大中京・高橋と双璧をなす屈指の好投手。主将の来田涼斗とともに1年の夏から甲子園の舞台を経験し、3度目の夏で、「立ち上がりの悪さは克服できた」と六回まで無失点。ポーカーフェースで淡々と投げ切った。

5．沖 政宗　投手／磐城（福島）
左足をはね上げる独特なフォームが目を引いた。粘り強い投球で接戦を演出。敗戦も試合後に見せたさわやかな笑顔が印象的だった。

6．石川 陸　内野手／倉敷商（岡山）
背筋をピンと伸ばした構えで、リードオフマンとして3安打1盗塁。果敢な走塁で抜け目なく二塁を陥れるなど、積極性も目立った。

7．井村 塁　投手／帯広農（北海道）
緩い変化球を効果的に使って打たせて取る投球が光り、昨秋の関東王者相手に6回1失点。主将として「全員野球で勝ててうれしい」。