AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年7月11日号では、パルティーレの代表・永留統道さん、パルティーレで経理を務める永留知里さん夫婦について取り上げました。
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夫30歳、妻30歳で結婚。長男(4)と3人暮らし。
【出会いは?】夫が職場の先輩の家を訪れた際に、その先輩の妻の妹としてその場にいた。1週間で交際がスタート。
【結婚までの道のりは?】デート中にたまたまジュエリーショップの前を通った時に、妻が「そろそろ婚約指輪がほしいな」とつぶやいたことが、夫の心に響いた。
【家事や家計の分担は?】夫は休みなしで働いているので、家事はほぼ妻の担当。疲れた時はデリバリーを積極利用。家計はふたりで管理。
夫 永留統道[30]パルティーレ 代表
ながとめ・とうどう◆1991年、大阪府生まれ。子どものころから起業を志し、此花学院高校(現・大阪偕星学園高校)を卒業後、飲食店経営や民泊事業、メッキ工場勤務を経験。2018年に不用品回収業をスタート、20年にパルティーレを設立し不用品回収や遺品整理サービスを提供
出会った時から彼女は赤ちゃんを連れたシングルマザーで、デートはいつも3人か、親戚の子が加わる時もありました。僕自身、育ての親父の連れ子含めた10人きょうだいで育ったので、にぎやかな環境はむしろ自然でした。
結婚前は、自分のビジネスを細く長く続けていければいいと思っていました。でも家族ができてからは事業をもっと成長させて、妻にゆとりある暮らしや、息子に幅広い経験と教育の機会をあげたいと思うようになり、休日も取らずに夜遅くまで働くようになりました。家事も子育ても任せきりになってしまい、不満もあるだろうに、いつも笑顔で応援してくれる妻には感謝してもしきれません。