攻めのダンスナンバー「HANDS UP」。キスマイとIMPACTorsが、バックステージで乱れ舞った

 そして、新曲「Two as One」に話題が及んだ。これは空港を舞台とした玉森主演のドラマ「NICE FLIGHT!」(テレビ朝日系、7月22日スタート)の主題歌。現在公開しているメイキング映像では、メンバーがそれぞれ順番に他のメンバーをカメラで撮っていくという映像になっている。実は、横尾の提案でこうなったという。「タイトルが『Two as One』(=2人で1つ)なので、メンバー同士で撮ったらおもしろいんじゃないですかって(提案した)」(横尾)。

 宮田の口から「まずはみなさんに(『Two as One』を)見てもらいたいな」という言葉が出ると、会場のファンはこの日最大の拍手で応えた。同曲がファンの前で披露されるのは初めて。歌う前には、玉森が「なんか緊張するなぁ」とつぶやき、宮田は「ガチで迷子になった」と立ち位置を忘れて、メンバー全員がツッコむ場面も。

 会場に響く飛行機のエンジン音、滑走路に見立てた花道を進む光。二階堂考案の演出で、ドームは飛行機の離陸前のような雰囲気に。メンバーの高音でのハーモニーや甘いメロディー、タイトルにちなんだペアでの振付やフォーメンションに、ファンは酔いしれた。

 その後、衣装チェンジした7人がトロッコに乗って再登場。ピンクの照明のなか、ラブソング「#1 Girl(ナンバーワンガール)」で美しい歌声を響かせた。トロッコがバックステージに向かって進み、メンバーが降り立つと、デビュー当時からの人気曲「Tell me why」を熱唱。パフォーマンス中には、ステージがせり上がり、360度回転する演出が、ファンを楽しませた。

 センターステージに移動した7人が歌った曲は、「Luv bias」。円形のステージの周りで、最高水位15メートルの噴水がメロディーに合わせて吹き出した。曲が盛り上がるにつれて、ステージがせり上がり、縁からは水が滝のように流れ落ちる。青色のライトもあいまって水が生み出す幻想的な空間が客席を包み込んだ。

次のページ