木材をふんだんに使った国立競技場の設計で、全国的に知られることとなった建築家隈研吾が、その思考を自らの作品とともにまとめた本。自身の建築は「一言でまとめると、ヴォリュームの解体」であるとし、ヴォリューム(量塊)とは「コンクリート建築の属性でもあった」とする。コンクリート建築のチャンピオンがル・コルビュジエで、彼は桂離宮を見たときに「線が多すぎる」と嫌悪感を示した。隈の基本である木を使った建築は…
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木材をふんだんに使った国立競技場の設計で、全国的に知られることとなった建築家隈研吾が、その思考を自らの作品とともにまとめた本。自身の建築は「一言でまとめると、ヴォリュームの解体」であるとし、ヴォリューム(量塊)とは「コンクリート建築の属性でもあった」とする。コンクリート建築のチャンピオンがル・コルビュジエで、彼は桂離宮を見たときに「線が多すぎる」と嫌悪感を示した。隈の基本である木を使った建築は…
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