ネコリンピック2020開幕!【出場選手紹介】(1)性格 (2)好物 (3)強み (4)弱点 (5)ルーティン
ネコリンピック2020開幕!【出場選手紹介】(1)性格 (2)好物 (3)強み (4)弱点 (5)ルーティン
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 2月22日はの日です。美しくしなやかな肢体に高い運動能力、百花繚乱あふれ出る個性。猫は、アスリートとして高い可能性を秘めています。妄想全開、準備はいいですか。奇跡の一瞬をくれぐれも心の目で見てください。好評発売中のAERA臨時増刊「NyAERA2020(ニャエラ ニャオニャオ)」から、「猫たちの祭典ネコリンピック2020」をご紹介!

【写真】茶太郎選手の豪快(?)なアタックを見よ!

■レシーブ、トス、スパイク。練習に励む姿がみんなを熱くする

 バレーボールは、身長の高さやジャンプ力など、フィジカル面の素質が問われる競技でもある。だが、小柄なペアがいま、猫バレーボール界を沸かせているという。

 体格面の不利をものともせず、日々練習に励むのは、マンチカンの茶太郎(6歳、オス)ときなこ(6歳、メス)だ。

 練習を見せてもらった。茶太郎選手もきなこ選手も気合は十分、熱のこもったプレーが続く。サーブにレシーブ、トス、アタック。回転レシーブの大技も披露してくれた。

 美しすぎるフォーム、必死すぎる表情。これが時代を背負って立つニャスリートの実力か……あれれ? よく見ると跳んでない? 足が地面についてる?

茶太郎選手(左)のアタック。跳んでないとはいわないで。ボールにかける執念は飼い主さんの折り紙つきで、レシーブも得意。一方のきなこ選手(右)はブロックが得意。集中し構える姿も決まってます
茶太郎選手(左)のアタック。跳んでないとはいわないで。ボールにかける執念は飼い主さんの折り紙つきで、レシーブも得意。一方のきなこ選手(右)はブロックが得意。集中し構える姿も決まってます

 ところが、いつの間にか手に汗を握ってしまう。「君たちにきっと不可能なんてない」。そう伝えたくて、体も熱くなってくる。長らく忘れかけていたこの胸の高鳴りは、愛と夢と熱血と根性の青春の詰め合わせだ。

 猛特訓を続けるふたりも、見えないボールが唸るたびに胸が弾んでいるに違いない。コートの中の茶太郎ときなこはあまりに輝いている。飼い主さんはその強みをこう分析する。

「茶太郎はボールへの執念がすごい。来たボールは、必ずレシーブします。のんびり屋さんですが、ガッツがあります。きなこはブロックが得意だけど、少しおっちょこちょい。でもやる気があって、練習熱心です」

ボールを追ってどこまでも。コートの中の、両選手の豊かな表情にも注目だ
ボールを追ってどこまでも。コートの中の、両選手の豊かな表情にも注目だ

 きなこは茶太郎よりはやくコートに入って、おもちゃで遊んでウォーミングアップを始める。努力を続けるふたりに、勝利したらどんな言葉を?

「よくやった、おめでとう! そう讃えてちゅ~るとクリスピーキッスをあげたいと思います」

(編集部 澤志保)

※AERA臨時増刊「NyAERA2020」より

AERA臨時増刊「NyAERA2020」内容紹介
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