三太(井上さん提供)
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 6年前に完全リタイアしましたが、その年の12月に飼っていたゴールデンレトリバーを亡くし、続けて年が明けた1月に一緒に飼っていた雑種犬も亡くしました。大変さみしい思いをしていたところ、同居している娘に新しい犬をもらったらと強くすすめられました。「暇になったらテレビの前に座り込んで動かないでしょう」と。

 私もやっとその気になり、適当な犬を探しに、ほとんど毎日、近くの動物愛護センターに通いました。すると、センターの人が「もうすぐ可愛い犬をネットにアップしますよ」と教えてくれました。

 以来、1日に2回ぐらいセンターのホームページを見るようになり、出会ったのが当時生後3カ月だった三太(写真、雄)です。

 60歳以上は保証人が必要ということで、娘の名前で譲渡していただきました。

 三太は真っ白な雑種犬です。1日に最低2回は散歩に連れていくのですが、すれ違う人から「まあ可愛い。何犬ですか」とよく聞かれます。

「雑種の保護犬ですよ」と答えると、「こんな可愛い保護犬がいるんですね」と言われます。

 子どもたちも寄ってきて「可愛い、可愛い」と三太をなでてくれます。

 性格もよく、無駄ぼえはしないし、拾い食いどころか、警戒心が強いのか他の人からはおやつさえほとんどもらいません。保護犬に共通した性格かどうかはわかりませんが、大変育てやすい可愛い犬で、今の私の生きがいです。

 首のバンダナを毎日のように替えているのですが、真っ白なので何色をつけてもよく似合います。

 今、保護犬を譲渡してもらって本当によかったと感謝しています。皆様も保護犬を飼ってみませんか?

 保護犬「三太」、サイコー!

(井上修さん 福岡県/72歳/無職)

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