オオハシ 北パンタナール(ブラジル)
<br />■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・M.ズイコーデジタルED300ミリF4.0 IS PRO・ISO400・絞り開放・250分の1秒
オオハシ 北パンタナール(ブラジル)
■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・M.ズイコーデジタルED300ミリF4.0 IS PRO・ISO400・絞り開放・250分の1秒
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 オオハシは、「チョコボール」のキョロちゃんのモデルになった鳥だと言われている。その特徴的な、大きく色鮮やかなくちばしは20センチほどもあり、飛翔する姿はまるでくちばしが空を横切っているかのようだ。

 一般的には愛らしいイメージが持たれているが、獰猛な一面もあり、小鳥の巣を襲い、ヒナを頭から食べてしまう こともある。巣を襲われないよう、小鳥がオオハシを威嚇しているのを何度も目にした。

 森の中にすんでいるので、近づくのは難しい。しかし、このときは辛抱強く待っていると、運よく下へ降りてきてくれた。広角ズームがついたカメラと、300ミリレンズがついたカメラを持っていたが、とっさに「顔に寄ろう」と思い、300ミリのほうを構えてシャッターを切った。

写真・文=岩合光昭

※『アサヒカメラ』2019年10月号より抜粋