2、会計はどう払う?
食事をしたあとで会計するときになって、誰がどう払うのかを決めるのは意外におっくうなものだ。特に満腹だったりすればなおさらだ。仲の良いグループなら「split the check」(割り勘)でもいいだろうが、仕事関係のグループだったら逆に気をつかってしまうこともあるだろう。そういうときには、こんなふうに店員に言ってみよう。
「Can we get separate checks, please?」(会計は別々にできますか?)
ちなみに私は最初にお金を徴収する「会費方式」を採用することが多い。なくなったらまた全員から徴収すればいい。場合によってはこの役割の人だけ少し割引するということもでき、これだと不公平感が出にくいのでおすすめである。
あと、どうしても自分で払いたがりの人もいるだろう。そういうときは、
「It’s my treat.」(おごるよ)
などと言わずに、黙って支払ったほうがかっこいいと思う。
3、「立ち止まる」は申告する
街歩きをしているとグループの中でひとりふたり、はぐれたりすることがある。原因はほかに注意を奪われて、前を歩く人を見失ってしまうから。特に昨今ではグループ内でもインスタ映え(ちなみに英語では「Instagenic」などと言うらしい)競争で出し抜こうと、黙って立ち止まってしまう。これにより群れから離れてしまった子羊になるので、「ちょっと待って!」と申告してから立ち止まろう。特に外国人との混成グループの場合、横断歩道を渡るタイミング(わりと信号を守らない)など、気になって立ち止まるポイントが違ったりするので注意しよう。
4、話せばわかる
いろんな問題が起きるのがグループ旅行である。ただし、お互いにいい大人ならば、変に意地を張らずに話し合えば大抵のことは解決する。この点では追加でお伝えしておきたいことがある。結論や答えを出すための話し合いじゃなくて、反対している人を納得させたり、不満がある人の意見を聞いてあげたりする場にすることだ。