町田啓太(まちだ・けいた)/写真・蜷川実花/hair & make up KOHEY styling 石川英治(tablerockstudio) costume VERSACE/
町田啓太(まちだ・けいた)/写真・蜷川実花/hair & make up KOHEY styling 石川英治(tablerockstudio) costume VERSACE/
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 2022年、テレビから映画まで大活躍した町田啓太さんがAERAに登場。俳優としてデビューして12年、今の心境を語った。AERA 2022年12月26日号から。

【写真】蜷川実花が撮った!AERA表紙を美しく飾った町田啓太

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 社会現象にもなったドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」の映画版をはじめ、2本の映画に出演し、主演ドラマも2本。解説を務める教養番組「漫画家イエナガの複雑社会を超定義」のレギュラー放送も始まり、大活躍した2022年だった。今年の感想を尋ねると、少し間を空けてから、真剣な表情で「いろいろなことをすごく考えた年でした」と答えた。

「今までやってきた以上に、自分からひねり出さなければいけないことが、役柄でもそれ以外でも多かった。思考を止めずに進んだ年だったと思います」

 今年の作品だけでも、時代性もキャラクターも大きく異なる、幅広い役を演じた。特に悩んだのが、初のゴールデンタイムの主演を務めたテレビドラマ「テッパチ!」だ。

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