連休後半は強い風雨から始まり夏日で閉じる忙しいお天気でしたね。いつもの休日より体力を消耗した方も多いのではないでしょうか。再び日常が舞い戻ってきて2日目の昨日は「アイスクリームの日」だったのです。そこで今回は、日本におけるアイスクリームの歴史と、2018年のアイスクリームイベントについてご紹介いたします。連休疲れに、アイスクリームで一息、いかがでしょうか。
この記事の写真をすべて見るアイスクリームの日は、アイスクリームで笑顔になって欲しい!
アイスクリーム記念日とは、日本アイスクリーム協会の前身、東京アイスクリーム協会によって1964年に定められました。5月に入り、気温が高くなる日が増えるなど、アイスクリームを口にするには良いシーズンとなることから、アイスクリームの美味しさをもっと知ってほしい、アイスクリームで笑顔になって欲しいという願いのもと制定されたそうです。またその一環として、福祉施設等へのアイスクリーム寄贈や、ホテルなどでのイベントが開催され、翌年以降は全国各地で5月9日頃にアイスクリームイベントが定期的に行われるようになりました。
ホームランバーの登場によって、アイスクリームが爆発的人気に!
さて、日本でアイスクリームに関する歴史が始まったのは江戸時代の末期。当時の幕府から渡米使節団として送り込まれた人々がアメリカによっておもてなしを受け、アイスクリームを食したことが、随行員の柳川当清氏によって「航海日記」に記されており、それが日本人とアイスクリームの出会いとなりました。続いて明治2年横浜の馬車道で、渡米経験のある町田房蔵が「あいすくりん」の製造販売をはじめ、明治8年には開新堂が販売、凮月堂、函館館も続いて販売するようになりました。更に時を経て、明治35年には、現在の資生堂パーラーがアイスクリームや、アイスクリームソーダーなどを販売しましたが、庶民にとってはまだまだ高級品でした。このような歴史を経て、アイスクリームが家庭で食べられるようになったのは、大正時代の半ば。さらに、昭和10年代にはアイスキャンディーを売り歩く行商が夏の風物詩となり、より多くの大衆が手に取るようになったのは昭和30年代。特に子供の間で爆発的な人気となった当たりくじつきの「ホームランバー」は昭和35年に登場しました。そしてそのホームランバーは今年で60周年を迎えます。まさに、ロングセラーと言えますが、歴史として見るとアイスクリームが完全に庶民のものとなったのは、案外最近のことと言っても良いのではないでしょうか。
アイスクリームフェスタ2018、全国7都市で開催!
さて、今年も日本アイスクリーム協会による「アイスクリームフェスタ」が5月6日より全国7都市で開催されています。ご来場の方にはアイスクリームが無料でプレゼントされる(なくなり次第終了)など、嬉しい特典もありますので、是非チェックしてくださいね。すでに終わってしまったイベントもありますが、週末のイベントの日程と開催地は、5月12日(土)は2箇所、東京「二子玉川ライズ」にて11時より、大阪「ディーズスクエア」にて11時より、5月19日(土)広島「紙屋町シャレオ」にて12時30分より。なお、詳細は日本アイスクリーム協会のホームページに載っていますのでそちらでご確認の上、是非ご参加くださいね。