デビュー当時からのファンが“いま”聞くと、しみるという声も「小麦色のマーメイド」には多い。

「当時、小学生だった私は純粋に、『私、裸足のマーメイド』って歌詞の意味を真剣に考えてて、友達とも良く語り合っていました。懐かしいです。上が魚で足が人間なのかしら? とか⋯…大人になって聞くと本当に奥深い歌詞で今でも色々と考えさせられます」(50代)

「当時は12歳で曲の良さが分からなく、どちらかというと苦手な曲でした。しかしオトナになるにつれ歌詞といいメロディといい、とても涼しげな光景が浮かびあがり、暑い夏でもこの曲を聞いている時は気分だけでも涼しくなります。そんな『小麦色のマーメイド』。今では大好きな曲です」(50代・女性)

「少し大人になった2人の真夏のプールサイドの描写がたまりません。歌詞、メロディ、編曲、そして、ハスキーな歌声、完成度の高さは絶品です。無性に聴きたくなる時があります」(50代・男性)

 夏も終わりにさしかかった今、改めて聴きたくなる一曲だ。

第9位 セイシェルの夕陽

 第9位は、夏歌がたくさん詰まった83年リリースの名アルバム「ユートピア」の3曲目に収録されている「セイシェルの夕陽」。

「“セイシェル”が何処にあるのか地図で探したのが、学生時代の懐かしい思い出」(50代・女性)という声がたくさん。その場所を知りたくなるほど、情景が浮かび上がる一曲だ。

「セイシェルは、この歌で初めて知りました。行ったことありませんが、歌を聴くだけで、海と夕陽の情景が浮かび、大好きな曲です」(60代・女性)

「とにかく毎日のように聴いていました。子どもながらに情景が浮かび、懐かしさに涙が出ます」(50代・女性)

「海を連想させる。この曲で海に連れて行ってもらっている感じがする」(50代・女性)

「セイシェルに行ってみたいと思いました」(50代・女性)

「海が好きな私。この曲を聴いていると、心が穏やかになり綺麗な海に沈んでいく夕焼けが目に浮かびます」(60代・女性)

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