高橋メアリージュン(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
高橋メアリージュン(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
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 現在放送中の松本まりか主演のドラマ「奪い愛、真夏」(テレビ朝日系)で、「怖すぎるキャラ」として話題を集めているのが、女優の高橋メアリージュン(37)だ。松本演じる主人公(真夏)が転職先で元不倫相手にうり二つの妻帯者の社長と出会い、葛藤しながらも禁断の愛に翻弄(ほんろう)されていく男女の様を描く本作。高橋は、真夏に嫉妬心と敵対心を燃やす、社長の妻を演じている。

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「過剰なまでに深く夫を愛するあまり、夫の愛情に対して疑心暗鬼になっている高橋の暴走ぶりに毎回驚かされます。第2話で、愛妻弁当を持って会社を訪れるシーンがあるのですが、クンクンと犬のように臭いを嗅ぎまわる姿に『嗅覚が犬みたいで笑った』『ホラーやん』など、怪演ぶりにSNSがざわついていました。彼女の登場シーンのBGMもおどろおどろしく、『ラスボス感がある』という声もありました。顔の造詣が美しいがゆえに、にこやかな表情から真顔へスイッチする際の怖さが際立っている感がありますね。毎回、サザンオールスターズの『真夏の果実』を口ずさむのですが、あの名曲がすごく怖い歌に聞こえてくるので、高橋さんの演技力のすごさを感じます」(テレビ情報誌の編集者)

 高橋といえば、日本人の父親とフィリピン人の母親を持ち、2004年からファッション誌「CanCam」の専属モデルとして活躍。12年に連続テレビ小説『純と愛』への出演が決定し、女優の道を歩み始めた。

「『純と愛』では、ヒロインの兄の恋人役を演じました。もともとヒロインのオーディションを受けていたそうなのですが、芸能界に入るきっかけを質問され、『4人きょうだいの長女として、家計を助けたくて芸能界を目指した』という経緯を涙ながらに語る彼女を見て、制作サイドが急遽、脚本にはなかった役柄を作って起用したそうです。そんな衝撃的な女優デビューを果たしたせいか、以降のブレーク具合はすさまじく、『私の家政夫ナギサさん』や『アバランチ』、『マイファミリー』、『闇金ウシジマくん 』シリーズなど話題作への出演が相次ぎ、存在感ある演技で爪痕を残しました。特に当たり役となったのは『闇金ウシジマくん』シリーズの犀原茜役でしょう。ウシジマのライバルでアウトローなヤミ金融の女社長という役どころで、髙橋さんの振り切った演技が話題となり、スピンオフのドラマができるほど人気キャラとなりました」(同)

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