子どもを守る術として、最近、私自身が気づかされたことがありました。私は小さい頃からクラシックバレエを習っていたんですが、子どものときはレオタード一枚で、教室に通っていたんですよ。駐車場からバレエスタジオまでの道を歩くだけですが、本当にすぐに踊れる姿でした。息子もいまバレエを習っていて、からだにフィットした黒の上下で普通に通わせていました。
ある日、バレエの先生から一斉に連絡がきて、レオタードで歩いていると怖い面もあるので、レッスン着の上に何か一枚羽織ってくださいっていう連絡がありました。私自身が子どものころからバレエをやっていたのに、そのとき初めて、たしかにこれは危ないと気が付きました。
女の子のレオタードは、肌の露出はないけれども水着みたいなもの。毎週決まった曜日の決まった時間に、レオタード姿の女の子がたくさんいるとなれば、楽しみにそれを待っている悪い大人がいるかもしれない。写真を撮るとか、犯罪としての証拠となる行動をしていなかったとしても、見られているだけでも嫌。見ているだけでも何かのきっかけで、気に入った子が一瞬ひとりになったときを狙われて、何が起きるかわからない。だから、息子にもパーカーを羽織らせてレッスンに行かせるようになりました。
子どもを盗撮しそうな人を止めてくれる人がいたらいいですが、それは難しいので、自分の身は自分で守らないといけない。盗撮の対象にならなければいいのかというと、それも難しい。人それぞれ、盗撮したいと思ってしまう対象も異なるし、肌を露出しているのが好きな人ばかりでもない。子どもを持つ親は、そんな状況にならないことをただ祈るしかないとしても、もしもの場合、自分で「NO」を言えるとかアクションを起こせるように、大人もちゃんと話していったりしないといけないと思っています。
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